
圧倒的に透明感あふれる歌声が魅力的なアーティストUruさん。
彼女がテレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期エンディングテーマとしてリリースした3rdシングルが『フリージア』ですが、みなさんはこの曲の歌詞の本当の意味をご存じですか?
『フリージア』は、広大な宇宙や凍てつく冬の厳しさ(氷の世界)を想像させる楽曲でもありますが、歌詞の真の意味を探ると、実は、孤独を感じさせない温もりを感じあせてくれる楽曲であることがわかります。
では、Uruさんの『フリージア』の歌詞が伝えようとしている真の意味や、孤独を感じさせない理由とは何なのでしょうか?
筆者の独自見解のもと掘り下げて解説していきます。
『フリージア』の歌詞の意味
『あなたがいることで』や『プロローグ』など、珠玉の名曲を数多くヒットさせている女性アーティストUruさん。
彼女の透明感あふれる歌声や、心を癒やしてくれるメロディに心惹かれたファンは、多数いることでしょう。
さて、そんな彼女の3rdシングルと言えば、冒頭からお話ししている『フリージア』です。
この曲も、先日他の記事でご紹介したとおり、
- 透明感あふれるUruさんの歌声
- イントロの透き通ったピアノ音
- シンフォニックなメロディ・BGM
などが見事に融合し凍てつく厳冬を感じさせつつも温もりを感じさせてくれる癒やしの曲となっています。
※Uruさんの魅力や、『フリージア』の簡単な紹介記事はこちらを参考にしてください。
Uruが愛される理由はピュアで透明感の高い歌声と孤独を感じさせないメッセージ力
『フリージア』の歌詞が伝えようとしているものとは?

さて、本記事では、メロディや曲の構成、Uruさん自身の歌唱力はさておき、フリージアの歌詞のみに注目して、その意味をご紹介していきます。
まず、最初にお話ししておくべきこととして、この『フリージア』という楽曲の歌詞には、宇宙を創造させるワードがたくさんちりばめられているということ。
その理由は、Uruさんの楽曲には星や宇宙を一つの世界観として描いている特徴があり、フリージアもその影響を受けているということ。
また、『フリージア』は、テレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期エンディングテーマとして起用されているため、ガンダムの世界観である宇宙が描かれているとも受け取れますよね。
まぁ、いずれにしても宇宙を創造させるワードを随所にちりばめていることでUruさんの透き通った歌声と共に壮大な世界観が広がりを見せていることに違いはありません。
歌詞の中に隠れた凍てつく氷の世界

さて、話を戻します。
『フリージア』の歌詞を見ていくと、随所で心がえぐられそうになるほど厳しいワード(例えば、『残る物など無い』、『犠牲』など・・・)も飛び交い、凍てつく冬の氷の世界を彷彿させるような内容と受け取ることもできます。
もちろん、これは歌詞だけでなくメロディ・曲調がピアノとシンフォニック要素を上手く絡めたものとなっていて、ダイレクトに心に響いてくるからこそ、ある種、刺激的で冷たさを感じさせるということもお話しておかなければなりません。
まぁ、いずれにしても『フリージア』の歌詞には、
『広大に広がる宇宙と凍てつく厳冬(氷の世界)』
が一つのテーマとして描かれているのは間違いないでしょう。
厳しく冷たい世界でも温もりが感じられる世界観

一方、この『フリージア』という楽曲の歌詞には、温もりを感じる部分もちゃんと存在しています。
たとえば、
『残る物など何もないとしても今は信じた道を進め』
出典:https://www.uta-net.com/
というなんとも厳しいフレーズの後に、
『希望の花 繋いだ絆が今僕らの胸の中にあるから決して散ることのない生きる力・・・』
出典:https://www.uta-net.com/
と続いてく歌詞を見ていくと、それだけで、たとえ無駄だったとしても未来に向けて歩み続けていくことで、みんなが一つに繋がっていく様子がうかがえます。
もちろん自分たちを信じて個性を最大限に発揮しながら前に進んでいってOK!
宇宙を見ているかのように時代は広大に広がっていくけれども、その中の一人はどこにでもいるような至って普通の個性を持つ人間であるわけで、その人間が支え合い繋がっていくからこそ時代は進化していく・・・
その心理を、どんな厳しい寒さに打ちひしがれ地中でじっと耐え忍びながら、春になる前(2月頃)からきれいに咲き誇っていくフリージアを通じて描かれているような気がします。
本当は人間生まれたらいつかは死ぬわけで、散らないことなど決してありませんが、ここでいうフリージアの精神は、おそらく一人は散ったとしてもまた新たな命が生まれバトンが引き継がれていくと、『永遠に散らない』というワードに込めて綴っているのでしょう。
壮大なスケールを舞台にしながら、ちゃんと温もりがあると感じられるからこそ、『フリージア』という楽曲は、アニメファンを中心に多くの音楽ファンに愛されているわけです。
『フリージア』の歌詞が孤独を感じさせない理由

さて、筆者は以前『フリージア』という楽曲が孤独を感じさせない温もりを与えてくれる楽曲とご紹介しました。
実は、これには理由がちゃんとあります。
その理由とは、ズバリ、歌詞の中に『絆』とワードが何度も登場し、その絆を強めて力強く生きていけというメッセージをダイレクトに伝えているからです。
先ほどもお話しした
『繋いだ絆が今僕らの胸の中にあるから決して散ることのない生きる力』
といったフレーズが、前に綴られている希望の花とリンクし、絆によって孤独を感じることなく永遠に仲間と共感し合い繋がっていくことができると、希望を持たせてくれています。
そして、この絆というのは、歌詞冒頭にある
『祈り通ずる惑星(ほし)があるとしたら 僕らはそこへ向かうだろうか そして何を祈るだろうか・・・』
出典:https://www.uta-net.com/
というフレーズにも掛かり、
『仲間といった横の繋がりだけではなく、前の世代に生まれ支えてくれた人たち(先祖、祖父・祖母など・・・)や、次の世代として生まれてくる未来の命との繋がり』
をも暗示させています。
それは、孤独を感じ心が弱っている人ほど痛烈に突き刺さるメッセージとなっているだけに、ぜひ、歌詞の意味をしっかり感じながら、Uruさんの『フリージア』を聴いてほしいのです。
そうすることで、孤独という寂しさや辛さに負けることなく、誰かを頼りながら生き抜くことができると筆者は信じて疑いません。
だって、筆者もフリージアには何度も救われましたから・・・
実体験も含めて、Uruさんの『フリージア』は、孤独から救い上げてくれる温かみのある楽曲であると自信を持って言えます。
たとえどんなに厳しい冬の時代が訪れたとしても、あなたは一人ではありません。
そのことを再認識しながら、Uruさんの透明感あふれる歌声に心を癒やされてください。
生きることは辛いからこそ音楽にも救いを求めるべき!
近年、何でも自分一人で抱え込んでしまい、自殺という哀しい行動を起こしてしまう人が増えています。
どうしても真面目でピュアな人ほど、何でも一人で抱え込んでしまい、些細な誹謗中傷にも心を傷つけ現実から逃げたくなってしまうんです。
筆者もその一人ですし、今でこそ音楽に逃げることで心を保つようにしていますが、本当に何度自殺したいと考えたことか・・・
いじめや差別・誹謗中傷が無くならない限り、このような犠牲者は次から次へと生まれていくのでしょう。
ただ、今苦しんでいる人は、少しだけ立ち止まってほしいです。
Uruさんがリリースした『フリージア』の描く凍てつく氷の世界観は、まさにいじめや差別・誹謗中傷といった心をえぐるような辛辣なものも含まれていると筆者は考えています。
そして、そんな苦しさを背負い、時に『無駄かもしれない・・・』と思いながらも絆を繋いでたくましく咲き誇っていくのがフリージア。
だとしたら、絆によって苦しい心を救うことができるのかもしれませんよね。
例えば筆者のように音楽に癒やされもう少しだけ生きてみようと思う人もいるかもしれませんし、もしかしたら、あなたを助けてくれる誰かが現れるかもしれません。
何度も言いますが、あなたは決して一人ではありません。
フリージアの歌詞で本当に伝えようとしているメッセージは『一人ではないのだ』ということであり、それが何よりもの救いとなります。
いろんなことで苦しみ耐え切れそうになくなったとき、Uruさんの『フリージア』を一度聴いてみてください。
きっと、ほんの少しですが、孤独からも解放され生きる勇気が沸いてくるはずですよ。
まとめ
いかがでしたか。
Uruさんの『フリージア』で紡がれている歌詞の本当の意味を理解すると、それが如何に暖かく孤独を感じさせない世界観を描いているかがわかります。
どんなに孤独感が強く心が折れてしまいそうになってしまったとしても、誰かしらと絆で繋がっていますし、たとえ人が信じられなくなったとしても音楽やあなたの好きなものがそっと寄り添ってくれているはずです。
人は、過去や未来の人とも繋がり絆を深めていく・・・
その意味を『フリージア』は教えてくれているのです。
そして、
『あなたは決して一人ではない』
というメッセージを伝えてくれています。
どうか、この記事がきっかけとなり、心の苦しさや孤独に潰れかかっている多くの人が、Uruさんの『フリージア』を聴いて心が癒やされ、前に一歩進む勇気を持つきっかけとなることを願っています。