Uruが愛される理由はピュアで透明感の高い歌声と孤独を感じさせないメッセージ力

有村架純さん主演ドラマ『中学聖日記』の主題歌として大ヒットしたUruさんの『プロローグ』が、多くのファンの心に突き刺さり、一気にブレイクしていくきっかけとなったことは言うまでも無い事実ですよね。

間違いなく、彼女の魅力はあの透明感あふれる歌声にあるわけですが、では、Uruさんはどのようにして歌手としてデビューし今のブレイクに至ったのでしょうか。

意外とみなさんも知らないことがたくさんあると思います。

そこで、本記事では、Uruさんが歌手としてデビューに至った経緯から今までの歴史を振り返り他のアーティストの違いオススメソング3曲も交えながら、彼女の魅力に迫ります。

謎めいたアーティストUruの経歴

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プロフィールを見てもほとんど情報が公開されておらず、謎のアーティストとされているところが多いとされているアーティストUruさん。

透明感あふれる歌声が魅力的なアーティストということはわかっていながらも不明な点も多いですよね。

しかし、彼女自身、いきなり歌手としてブレイクしたわけではありませんでした。

ましてや、どこかのオーディションを受けて大々的にプロデュースされたわけでもありません。

では、何故、突如彗星のごとく現れ多くのファンの心を動かす歌手としてブレイクできたのでしょうか?

Uruを育てたのは音楽好きな母とスキマスイッチ

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Uruさんは、幼少のころにピアノは習っていましたが、それ以外は、単純に母の影響を受け音楽を好きになったというどこにでもいるような音楽好きな女性に過ぎません。

ただ、彼女の場合、楽屋に訪問したいと思うほどスキマスイッチの大ファンで、ライブに足しげく通っていたなんてエピソードも…

まぁ、実際のところはスキマスイッチの二人には会わず、歌手として成功したときの夢としてとっておいたみたい・・・

結局のところは、音楽好きの母の影響や、大ファンであるスキマスイッチへの憧れUruさんの歌手デビューへの根源を生んだと言っても過言ではないでしょう。

アマチュア時代のUruと心境の変化

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歌手デビューする前のUruさんは、なんとアマチュアバンド『Juno Clover』を結成していました。

『Juno Clover』は、新潟県三条市を拠点に活動していた3ピースバンド

主にイベントや路上ライブ中心に活動していたのですが、思ったように上手く評価を得られることができず、結局は解散へ・・・

正直、上手く世間に認められずUruさん自身いろいろ悩んでいたみたいです。

そして、

『ものすごく頑張ってだめだったら諦めたと言おう』

と心に誓い、2013年にYouTubeの公式チャンネルを開設

また、この頃には、『歌手になりたい』ではなく、『歌手になるんだ』という気持ちが勝るようになっていったのだとか・・・

音楽に対する好きの気持ちが、そしてスキマスイッチに憧れて目を輝かせていた時の気持ちが、Uruさんの心を大きく変化させ、今に至っているわけですね。

YouTubeの公式チャンネルを開設後の変化

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Uruさんは、2013年にYouTube公式チャンネルを開設し、主に他のアーティストのカヴァーソングを中心に配信していました。

その中には、憧れのアーティスト『スキマスイッチ』の名曲『奏(かなで)』も含まれていて、筆者自身スキマスイッチは好きなアーティストの1組として聴いていますが、あの奏が、Uruさんの透明感あふれる歌声でより泣ける曲に進化するとは・・・

これだけカヴァーが見事にはまっていれば、多くのファンの耳に留まり、

『この歌の上手い女性は一体だれ?』

バズっていくわけですよ。

ちなみに、彼女のカヴァーソング映像配信を見た著名人の中には、映画『コンフィデンスマンJP』にも出演されている俳優:小日向文世さんも含まれていて、彼もUruさんの歌声を聴いて絶賛していたとか・・・

映画・ドラマ・ミュージカルと様々な媒体に出演し、名優として大活躍されている小日向さんに絶賛されているのですから、如何にUruさんの歌声が素晴らしいかは明白ですよね。

そして、この公式YouTubeチャンネルが一つのきっかけとなり、レーベル会社『ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ』の目に留まり、ついに、2016年6月15日、シングル『星の中の君』で歌手デビューに至ったのです。

もし途中で歌手になる夢を諦めていたら、そして、YouTube公式チャンネルを開設しカヴァーソングを世界に配信していなかったら、今のUruさんは無かったわけで、まさに彼女が音楽を愛して頑張り続けた結果、奇跡が生まれたと言えるでしょうね。

まぁ、正直筆者から言わせていただくならば、奇蹟ではなく必然だったというくらい、彼女の透明感あふれる歌声は圧巻であり、本当に、世間に注目されて良かったと心から喜んでいますが・・・

Uruを劇的にブレイクさせた大ヒットソング!

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さて、圧倒的な透明感あふれる歌声を響かせ歌手デビューを果たしたUruさんですが、やはり世間に爆発的に注目されるきっかけとなったのは、

  • 『奇蹟』:ドラマ『コウノドリ』主題歌
  • 『プロローグ』:ドラマ『中学聖日記』主題歌

ドラマタイアップとなったシングル楽曲2曲ではないだろうか。

筆者自身、それ以前に発売された3rdシングル『フリージア』が、アーティストUruさんを知った最初の出会いであり、彼女の歌声を聴いた瞬間完全に魅了された訳ですが、この当時はまだ世間的には無名な存在でした。

YouTubeで彼女の歌声を聴いた人以外は、そこまで知られていなかったというのが正直なところでしたね。

ただ、やはり圧倒的パフォーマンスの高いアーティストなので、彼女の楽曲がドラマのタイアップにならないわけがありません。

満を持して、先ほど挙げたドラマ作品にてタイアップが決まると、一気にブレイクしていくわけです。

1つめ目ドラマタイアップ楽曲『奇蹟』は、産婦人科を舞台とした漫画原作がドラマ化となった綾野剛さん主演ドラマ『コウノドリ』の主題歌に・・・

まさに生まれてくる命をテーマに描かれた奇蹟の一曲として注目されていきましたね。

あの透明感あふれる歌声で、生まれてくる命の尊さが描かれ、多くの人がしたはずです。

二つ目のドラマタイアップ楽曲『プロローグ』は、中学生と教師が禁断の愛を育むといったテーマで描かれた有村架純さん主演ドラマ『中学聖日記』の主題歌に・・・

まさに、禁断の愛をテーマとした切なく儚いラブストーリーにぴったりな楽曲として多くの人たちの心を揺さぶる素晴らしい楽曲に仕上がりました。

いずれもUruさんの透明感あふれる歌声があるからこそ、あそこまでドラマの内容に見事にはまった楽曲として完成し、多くの人がを流すのです。

その魅力の要素も理解した上で、改めて、

  • 奇蹟
  • プロローグ

の2曲を聴いてみるとすごく味わい深く感じますよ。

謎のプロフィールは継続中

出典:ツイッター

Uruさんのプロフィールの詳細を筆者も探ってみましたが、やはりどこにも詳細は明記されていません。

一部ネット情報として、

  • 本名は『漆畑マイ』か『漆原マイ』ではないか
  • 出身地は新潟県(おそらく三条市?)
  • 年齢は30歳前後

と言う情報は出ていますが、それもどこまで当たっているかは確証が持てません。

あくまで一つの噂に過ぎないので、あまり鵜呑みにしない方が良いでしょう。

それにしても何故、Uruさんはプロフィールを伏せているのでしょうか?

おそらく、今のご時世を考え個人情報を保護させたいと考えているのだと思いますが、それ以上に自身の音楽を色眼鏡なしに純粋な気持ちで聴いてほしいという気持ちの表れだと思います。

また、謎めいたアーティストといったイメージと、Uruさんの透明感あふれる歌声ギャップがたまらなく、そういったギャップ萌え的な演出も含まれているのではないでしょうか。

ここまでの話を聞いて、如何にUruさんが彗星のごとく登場したアーティストではなく、幼少の頃から音楽が好きで紆余曲折しながらも歌唱力を高め今に至っていることがわかっていただけたはず・・・

ぜひUruさんが歌手としてブレイクした理由や、彼女の歌の魅力を体感しながら、今後リリースされていくUruさんの楽曲を聴いていただけたら幸いです。

Uruの聴いてほしいベストソング3つを大紹介!

出典:ツイッター

Uruさんが多くの人の心を揺さぶるような透明感あふれる歌声の持ち主だとご紹介させていただきました。

では、そんなずば抜けた歌声を持つUruさんの楽曲の中で、ぜひみなさんに聴いてほしいおすすめの楽曲を3つご紹介していきます。

フリージア

出典:YouTube(UruオフィシャルMV)

フリージアは、2017年2月15日にリリースされたUruさんの3rdシングルで、テレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のエンディングに起用された名曲。

あくまでこの楽曲は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の世界観にマッチした楽曲であり、歌詞の中にも広大な宇宙を創造させる要素が随所にちりばめられています。

とはいえ、イントロのピアノソロを聴いていると、私たちの世界で言うところの、どこか凍えそうな凍てついた氷の世界(季節で言うところの厳冬)を想像させる何かを感じさせてくれます。

そして、その厳しい冬の世界の中でも、フリージアのようにたくましく信念や絆を大切に生きていこうという強いメッセージが込められた楽曲でもあるわけです。

実際に、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』死ぬことがわかっていながらも自分たちの未来のために戦い抜き散っていく戦士たちの生き様が描かれています。

アニメのラストで出てくる墓碑をバックに流れるフリージアを聴くと、本当にがあふれてしまうのですが、それは筆者に限ったことではないでしょう。

フリージアは、心が苦しい人にこそ聴いてほしい!

出典:https://www.pakutaso.com/

さて、少し話がずれますが、近年、何かと混沌とした社会が蔓延するようになり、誹謗中傷を理由に自殺される方も増えていますよね。

もちろん、いじめや差別は絶対にNGであることは言うまでも無い話です。

しかし、そういった理不尽なことに耐えながらもフリージアのようにたくましく生きている人はたくさんいます。

決して強くなれと言っているのではありません!

苦しいからこそ、誰かを頼りながら支え合いなんとか生きていってほしいのです。

だって悔しいじゃないですか!

何も悪いことをしていない方が、まるで神様の裁きを受けたかのごとく自ら命を散らさなければならないなんて・・・

そんな不条理辛すぎます。

筆者自身、いろいろいじめを受けた経験もあり、何度も自殺を考えたことがあります。

心が苦しいときに音楽に何度も命を救われてきました。

まぁ、筆者のことなどどうでもいい話ですが、Uruさんの『フリージア』には、冬の凍てついた氷の世界の中でも、どこかしら暖かく優しく寄り添ってくれる何かを感じ、そして生きることのたくましさもそっと教えてくれるような印象を受けます。

もしかしたらアナ雪のエルサの心を溶かしたアナたちのような暖かさなのかもしれません。

出典:https://www.cinemacafe.net/

今の時代、本当に心を疲弊させてしまっている人がたくさんいます。

だからこそ『フリージア』は心に突き刺さりますので、ぜひ、一度聴いて心をいやしてください。

あなたがいることで

出典:YouTube(UruオフィシャルMV)

あなたがいることでは、2020年2月9日にリリースされた、Uruさんの1stデジタルシングルで、先日放送されたテレビドラマ『テセウスの船』の主題歌としても起用された楽曲なので、きっと多くの方がご存じのことでしょう。

この楽曲は、『あなたがいることで・・・』後に続くワードを考えさせられるような愛の詰まった楽曲です。

は一人で生きているわけではなく、たくさんの人たちと関わりながら生きています。

時に人間関係で苦しんだり、誹謗中傷され生きる気持ちを見失うこともあるでしょう。

もしかしたら、大切な人が不慮の事故などで亡くなりショックを隠しきれない状況にある人もいるかもしれません。

しかし、この『あなたといることで』という楽曲が指し示すように、決してあなたは一人ではありませんし、世界が終わろうとも永遠に会えなかったとしても、その大切な誰かがそっとあなたに寄り添ってくれているはずです。

それが、ご両親なのか友人なのか恋人なのかはわかりませんが、苦しいときにこそ、その人たちはあなたに寄り添ってくれていることを忘れないでほしい!

そのことを強く感じさせてくれる心温まる楽曲なのです。

ぜひ、一人で寂しさや辛さを抱えている方は、Uruさんの『あなたがいることで』を聴いてみてください。

彼女の透明感あふれる歌声と、心に響くストレートな歌詞・メロディが、そっとあなたを包み込み癒やしてくれるはずですよ。

ちなみに、Uruさんの2ndアルバム『オリオンブルー』にも『あなたがいることで』は収録されているので、気になる方は一度手に取って聴いてみてください。

星の中の君

出典:Spotify(Uru 星の中の君)


星の中の君は、Uruさんのデビューシングルとなった大切な一曲。

有村架純さん主演映画『夏美のホタル』の主題歌にも起用されていますが、とにかくこの楽曲はメロディとUruさんの歌声のシンクロが秀逸

ピアノが演出する心の清らかさシンフォニックなBGMとUruさんの透明感あふれる歌声が、すごく心に響いて耳から離れません

歌詞を見ても人と人との繋がりの大切さを切実に歌っていることがすごく伝わる心温まる楽曲なので、ぜひ一度聴いてみてほしいですね。

有村架純さんもおっしゃっていましたが、本当にどの世代の人にも突き刺さる名曲ですよ。

他の癒やしソングとの違いは?

出典:https://www.photo-ac.com/

筆者のブログでもご紹介しているとおり、癒やしソングという観点ではAimerさんを始め、いろんなアーティストが登場し魅力あふれる楽曲をリリースされています。

では、Uruさんと他の癒やし系アーティストとの違いはどこにあるのでしょうか?

その違いはズバリ純度の違いでは無いでしょうか。

出典:https://saluteproject.com/

Aimerさんの楽曲の中でバラードソングと言われる『茜さす』『ポラリス』なども十分心を癒やしてくれる楽曲としておすすめです。

しかし、どちらかというと別の何かに優しく包み込んでもらうといった印象の楽曲で、また別の温もりを感じます。

出典:https://otokake.com/

一方、Uruさんの楽曲はとにかくピュアでまっすぐなので、同じ優しく包み込んでくれるタイプの癒やし系楽曲であっても、別の理解者が優しく包み込むというよりは、共感してくれる仲間が優しく包み込むといった印象が強いです。

表現がストレートであるために時に心をえぐってくることもありますが、最後まで聴き終えると思わず涙して心が癒やされていく・・・

どこかしら浄化のような効果が高いアーティストと言うべきでしょうか・・・

Uruさんの歌声は、圧倒的な透明感を感じさせてくれるので、良くも悪くもすごく心に響きます。

なので、心が傷つき苦しんでいる人ほど聴いてほしいのです。

ぜひ、彼女の透明感あふれる歌声に包まれ心を浄化させ、生きる力をもらいましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、謎のアーティストとしても注目されているUruさんが多くのファンから愛される理由・魅力について、彼女の経歴やおすすめのベスとソング3曲なども交えながら徹底紹介させていただきました。

Uruさんの最大の魅力は、くどいほどお話ししてきましたが、やはり圧倒的な透明感あふれる歌声にあります。

ストレートでピュアな楽曲に込められた感情がダイレクトに伝わってくるからこそ、より多くのファンの心に声が響き共感を得られるのです。

ただ優しさで包み込むのではなく、絆を深めた仲間と共感をもたらすかのような印象の強い楽曲を次々生み出してくれるアーティストなので、孤独を抱える人たちほど聴いてほしいですし、あなたが一人でないことを実感してほしいです。

その大きな力をUruさんの楽曲は持っているので、この記事を読んだきっかけに、ぜひ一度聴いてみることを強くおすすめします。