
小さなお孫さんからCDを買って欲しいとせがまれ購入したというお年寄りがいるなんてエピソードも聞かれるほど、多くのファンから愛され続けているAimerさん。
そんな彼女の名曲の一つとして、ファンの間で高い評価を得ている楽曲の一つが『ポラリス』です。
確かにポラリス=北極星をモチーフにしていることもあり、聴いている人たちの耳に残りやすいという捉え方も出来るかもしれませんが、ただそれだけで多くの人たちに共感されているわけではありません。
本記事では、Aimerさんの隠れた名曲『ポラリス』の歌詞の意味や世界観を独自見解で紐解きながら、その魅力を存分にご紹介していきます。
『ポラリス』とは何?歌詞の意味や世界観を徹底紹介!

Aimerさんが歌う『ポラリス』は、2013年11月20日にリリースされたAimerさんの1stミニアルバム『After Dark』に収録された1曲。
他にも、この『After Dark』には、
- あなたに出会わなければ〜夏雪冬花〜
- RE:I AM
- 六等星の夜
- After Rain
など、Aimerさんの名曲がたくさん収録されていて、とてもミニアルバムとは思えない作品集となっています。
ある種ベストアルバムの一つといっても良いようなできばえに、多くのファンが手に取り彼女の数々の楽曲を聴きながら癒やされたことでしょう。
さて、そんな、『After Dark』に収録された『ポラリス』には一体どんな歌詞の真の意味や世界観が綴られているのか、ここで改めてご紹介していきますね。
ポラリス=北極星はいつもあなたに寄り添っている!
まず結論から言うと、ポラリスの歌詞がもたらす真の意味とは、
『ポラリス=北極星は、いつもあなたに寄り添っている』
という意味が込められています。
では、何故そのような意味として捉えることが出来るのでしょうか?
実はこの楽曲に登場する『ポラリス』そのものが、かなり深い意味を持っていて、いつもあなたに寄り添うというニュアンスを示唆していることが徐々に明かされているのです。
そもそも『ポラリス』って何者?
これは、誰が読み解いても意味が異なることがない部分ですが、ポラリスというのは、北極星を意味しています。
韓流ドラマ『冬のソナタ』の中でも、ポラリスは登場し、それが北極星を意味しているワードであることがわかるので、韓流ドラマファンの方なら、一発で北極星のことを意味していると理解されているかもしれません。
ちなみに北極星は、カシオペア座や北斗七星の先端の星の延長線上にある、1年中ほとんど動かない星とも言われる北極に一番近い星ですが、実は私たちの新興宗教にも密接している星なのです。
ポラリスと私たちの関係は?

さて、ポラリス(北極星)も所詮はただの星に過ぎないのに、何故、冬のソナタでも取り上げられるように、私たちの生活に密着しているのでしょうか?
その理由は、北極星が、他の星立ちと異なり、1年を通してほとんど動くことなく、
『天の中央に座位する中心的星』=『私たち人類をいつも温かく見守ってくれている神のような存在』
として、古い時代から崇められてきたからです。
もともと、北極星は自転する地球の回転軸にあるためにほとんど動かない星であるに過ぎませんでした。
ただ、妙見菩薩を含めた神様たちが、北極星を神様になぞらえたという説が流れ、仏教や新興宗教の中で、時代と共に私たちは『北極星=神のような存在』と崇めるようになったのです。
星に願いをという言葉も、ルーツをたどっていくと、七夕が起因していると言われています。
そして、この七夕に出てくる織姫星(こと座のベガ)も地軸の微細な『歳差運動』によって、1万2千年ごには、北極星と入れ替わるといわれていて、決して無関係ではありません。
少し話がずれましたが、いずれにせよ、ポラリス(北極星)は、私たちの生活に深く密接しているのです。
『ポラリス』というワードが盛り込まれた理由

ポラリスが北極星を意味するのと同時に神様のような存在として崇められていることはわかりました。
では、何故Aimerさんの『ポラリス』という楽曲のタイトルや歌詞の中に『ポラリス』というワードが登場するのでしょうか?
歌詞全体を読み解いていくと、おそらくその答えは、
『どんなに孤独を抱えて闇をさまよっていても、北極星を通じてあなたを包み込み、闇を照らしてくれているんだよ』
と教えようとしているのではないかと思われます。
実際に、『ポラリス』の歌詞の中にこんなフレーズがあります。
『いつだって彷徨って叫ぶことも出来なくなって闇の中をただただ歩いた「そうやって生きてきた僕は一人だ」そんなこともう言わせない』
出典:https://www.uta-net.com/
おそらく、この主人公は、生きることに絶望し、孤独を感じながらも闇の中をさまよい歩き続けているのでしょう。
もしかしたら、それは死を求めての旅路なのかもしれません。
しかし、どんなに孤独を感じるほど苦しい状況下に追い詰められたとしても、
『そんな悲しい言葉を吐かせるものか!』
と、北極星は主人公の闇を明るく照らしてくれているのです。
その明かりが実に目映く心温まる癒やしの光であることは言うまでもないでしょう。
そして、北極星は、私たちに寄り添うようにして、私たちに覆い被さった苦しい闇をそっと拭い去ってくれているのです。
主人公の運命は?

さて話を戻しますが、北極星に寄り添ってもらったこの主人公のその後はどうなったのかみなさん気になりませんか?
ここからは憶測の部分が強いので、一つの意見としてくみ取っていただければ幸いですが、おそらく、ポラリスに登場する主人公は自殺してしまったのではないかと筆者は考えます。
この世での暮らしで孤独を抱えどこにも逃げ場が無くなり、ついに自殺という最悪の選択をしてしまった・・・
そして、あの世へ渡るまでの闇の中を彷徨い歩いていたのかもしれないと思えてならないのです。
これは、『ポラリス』終盤の歌詞の一部ですが、
『つないだはずのロープはほどけていた
出典:https://www.uta-net.com/
船はまるではじめから留まることなんてできないみたいだ
いつだって途惑って買えることも出来なくなって・・・』
と、凄く意味深なフレーズが綴られています。
この歌詞の部分を読み解くと、
主人公がこの世と繋がっていた生命線を自殺によって断ち切ってしまい、闇の中を箱船に乗って彷徨っていく姿が映し出されたようにくみ取れてしまいます。
これは、筆者が祖母を供養する際に寺の住職さんに聞いた話ですが、ろうそくの光は三途の川を渡り死者が天国に渡っていくための灯りの役割を果たしているんだそうです。
もしかしたら、死後、天国に渡るまでの道のりは闇に覆い尽くされた世界が漂っているのかもしれません。
その道を、主人公は運命を悟るかのように彷徨っていて、そこを北極星に照らされているのだとしたら、全体的な歌詞の意味として繋がるような気がしてならないのです。
あくまで想像の域を脱することが出来ませんが、彼は、この世で孤独にさいなまれ逃げ場を失い自殺するしかもう道がなくなってしまったのでしょう。
結局、ポラリスが寄り添ってくれていると気づいたのは、彼が死地の旅に出た後の話で、残念ながらポラリスに命を救ってもらうことは出来ませんでした。
とはいえ、この世で彼の『助けて・・・』という言葉は誰の耳にも届かなかったのに、死地の旅だったとしても北極星は助けを求める彼の声を聞き、最後は寄り添ってくれました。
それが、たとえあの世への道での出来事だったとしても、彼にとっては救いだったのではないでしょうか。
残念ながら『ポラリス』の歌詞の世界観を見ていくと、主人公(彼)にとってバッドエンドで幕を閉じるストーリーと見受けられます。
そして、ものすごく胸を締め付けられるようなストーリーを想像させる歌詞構成であるとも言えますよね。
でも、だからこそ、多くの人の心を揺るがし響かせ、
『この闇を抱えつつも、そこに目映く優しい光を北極星が照らしてくれた・・・』
と感じさせることで、多くのファンに共感を得られているのではないかと思います。
凄く悲しいストーリーですが、ぜひ、歌詞全体の意味・世界観をくみ取りながら『ポラリス』を聴いてみてください。
ポラリスが教えてくれたものとは?

残念ながら『ポラリス』に登場する主人公(彼)は、ポラリス(北極星)が自身を照らしてくれることに気づけず自殺してしまいましたが、もし、自殺前にそのことに気づき立ち上がる勇気を持つことが出来たら、不幸は訪れなかったかもしれません。
大事なのは孤独という闇に潰されてしまう前に、自身がひとりぼっちではなく、必ず周りに支えてくれる人がいると感じることが大切であるということ・・・
この教えこそが、『ポラリス』が不幸なストーリーを展開しながらも伝えようとしている最大のメッセージであり真の意味であると筆者は考えています。
ポラリスが伝えるメッセージは現代社会では重要!

今の時代、特に日本という国は殺伐としてしまい、損得のために誰かが誰かを平気で傷つけてしまうという混沌とした時代に突入してしまっています。
死者が出ているにもかかわらず、自分勝手な都合で誹謗中傷してみたり誹謗中傷するなと声を出してみたり、本当にいい加減そのものですよね。
その心ない言動で、一体どれだけの犠牲が生まれたというのでしょうか。
でも、このような心ない言動がなくなることがありません。
だから、その誹謗中傷をかいくぐり生きていく力強さを、私たち自身が身につけていかなければ、この苦しい時代は生きていけないのです。
とはいえ、私たちは無力な人間・・・
一人の力でそんなにたくましく生きることなんて不可能です。
だからこそ、孤独を感じずに北極星のようにあなたの味方をしてくれる大切な人がいつもそばにいてくれると信じることが大切!
そのことさえ信じることが出来れば、きっと孤独を抱えて自殺するなんて悲劇を起こさなくてすむはずです。
どうか、『ポラリス』が多くの人に届き、起こらなくて良いはずの不幸が少しでも減ってくれることを心から願っています。
まとめ
みなさんいかがでしたか?
Aimerさんが歌う『ポラリス』という楽曲は、歌詞の意味や世界観がわかるほど切なく悲しい楽曲であることがよく伝わりますよね。
でも、ただ切なく悲しいだけでなく、
『君は一人ではない、ポラリス(北極星)はいつも君に寄り添っているんだよ!』
という大切なメッセージも伝えてくれています。
残念ながら楽曲に登場している主人公は、そのことに気づく前に自殺してしまったように思われます。
ただ、私たちは彼とは違いまだ生きています。
確かに絶望と言うべき困難が数々降り注ぎ、何度も心が折れそうになることはありますが、そういうときこそ、Aimerさんの『ポラリス』を聴いて欲しいです。
きっとポラリスと共に大切な誰かがあなたにそっと寄り添ってくれるはずですよ。
今回はそんな大切なメッセージをわかりやすく解説させていただきました。ぜひ、心が苦しい時にこそ『ポラリス』を聴いて孤独から解放し元気をチャージしましょう。