
ブログを始めることは、就職活動やフリーランスとして仕事を獲得する際の自己PRとして非常に役立ちます。
とはいえ、いくらブログが重要とわかっていても、特に最初の内は、
『何を書いて良いかわからない』
と頭を抱えてしまうというのもよくある話。
これはフリーライターとして活動して5年以上経験を積んでいる筆者でも同じことで、突然、何を書くべきか迷うことも珍しくはありません。
では、書くべきことに迷いブログが書けなくなったとき、どのような技法・思考法を持って対処したら良いのか、わかりやすく解説していきます。
ブログもイラストと同じ考えで書き進めよう!

みなさんの中には文章を書くことが大の苦手で、ブログなんてとんでもないと考えている方いませんか?
冒頭でもお話ししたとおり、ブログは今の時代、就職活動・ビジネスにおいて特にSNS以上に重要なツールであり、それだけではなく、自己表現をする上で欠かせないツールとなっています。
日々の日記をまとめるだけでも語彙力は上昇し、あなたという存在を多くの人に知ってもらうチャンスを創出できるので、いろんな人と繋がりビジネスシーンでチャンスを広げたいと考えている方は、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。
ブログを書くほど多くの文章は書けないし、書くことがなくて悩む現状

ただ、ブログを始めるとしても
- 『何から書いて良いのか全くわからない!』
- 『ブログほど多くの文章で記事を書くほど書くことが見つからない・・・』
と悩んでいる人が、意外なことに結構いらっしゃいますよね。
これは、冒頭でお伝えしたとおり、フリーライター歴5年以上の筆者ですら同じ現象に悩まされることがよくあるんです。
国語の成績が悪くて作文が苦手だった過去

そもそも、正直に打ち明けると、学生時代、筆者は国語の成績の最高が5段階の2で、常に平均以下の成績を取ってきました。
最悪赤点ギリギリというときもあったほど、国語は大の苦手で、読書感想文なんてただあらすじ書いて終わり程度のレベルしか書けなかったのです。
ましてや、作者の心理を文章から読み解くなんて全く想像も出来ない世界・・・
今でこそ、ブログで各アーティストがリリースしている楽曲の歌詞から、意味・世界観を読み解き解説していますが、もし学生時代にそれをやれと言われたら、永遠に悩み続けていたことでしょう。
筆者が取り入れた文章を書く際の技法・思考法

そんな筆者でさえ、ある技法・思考法を取り入れることで、ある程度すらすらと文章を書くことが出来るようになりました。
それも、手前味噌になってしまいますが、Twitterなどで、私のブログ記事を紹介すると、フォロワーさんから、
『文章能力が高いね』
というようなお褒めの言葉をいただくこともあるほど・・・
学生時代の筆者には信じられない光景です。
では、このある技法・思考法とは一体何か?
それは、見出しにも結論が書いてありますが、イラストのように書くという技法・思考法です。
『はぁ?イラストのように書くって、文章と絵は全く別物だよね・・・何言ってんの?』
とお思いの人は、もう少し筆者の話を聞いてください。
イラストと文章は意外と似通っている

イラストと文章は確かに一見全く違うように見えますが、実は、記号絵図を描くということと、文字を書くということ以外は、結構似通っています。
例えば、イラストを描く場合においても、いきなり細部まで描き込むことはありませんよね。
ラフ画といって、下書きのようなものを描いて、ある程度形を整え清書するのが一般的です。
文章もそれと同じで、プロットという大まかな構成を書いて、その後にプロットに従いながら徐々に文章の形を整え書いていくという流れを踏んで完成させます。
もちろん、ある程度なれたら、プロットを無視していきなり書き進めることもありますが、それでも頭の中ではある程度プロットを整えていて、それを軸に書き進めているのです。
全く0の状態からいきなり全てを完璧に書くことの出来る人はまずいません。
だから、文章が書けないなんて心配する必要は全くありません。
記事の書き始めは、テーマに沿って殴り書きするところからスタートさせよう!

イラストを描くときのように、最初は殴り書き程度で構わないので、一つのテーマだけを決めて、結論を書き、それに伴いあなたの思考を箇条書きで綴っていきましょう。
そして、この殴り書きを下書きと見なし、一つの文章となるように形を整えてあげれば、一つの記事が完成していくというわけ。
意外と簡単な技術・思考法で、文章は書けますので、ぜひ試してみてください。
結論から先に書くと良い理由

先ほど、結論から殴り書き程度の下書きを行い、そこから形を整えて一つの文章にしていくとお話ししましたが、またここで一つおかしな発言をしているように感じませんか?
そう!
結論から書くなんて、学校の授業と真逆のことを言っていますよね。
でも、これが結構正しい技法・思考法なのです。
では、何故結論から書けといっているのか・・・
それは、結論から逆に書いていった方が、意外と書くことが見えやすく途中で迷うことがないためです。
例えば、読書感想文一つにしたって、登場人物の心理描写を書いたり、あらすじや説明を書いたりしていくと、途中で、何を書いているのかわからなくなることありませんか?
何度も何度も書き直しては、話のつじつまが合わなくなり、書くことそのものが嫌になってしまう・・・
筆者も何度経験したことか・・・(笑)。
でも、最初に、面白かったと結論を書いてしまうことで、
- 『何故その本は面白かったの?』
- 『面白かったポイントはどこ?』
- 『その面白さは、腹を抱えて笑える話?それとも感動して笑顔になれる話?』
などなど、面白かったというキーワードから、いろいろ話を膨らませることが出来、意外と書くことに迷いが生じなくなりやすいのです。
結論から書いた方が良いもう一つの理由

そして、これは、特にビジネスシーンにおいて、あなた自身をPRする際に必要なことなのですが、結論から書いた方が、読者にあなたの思考を伝えやすいという効果があります。
読者は、発言・情報を知りたがっている!

特にあなたの記事を読んでいる読者の心理を紐解くと、ほとんどの方が、
- 『あなたの思考・発言を知りたい』
- 『あなたが発信している情報を知りたい』
のいずれかの心理を働かせているはずです。
全く情報を知りたくもない人が、わざわざ長い文章を時間かけてまで読むと思いますか?
有名人・有名人のブログでも読者の心理は変わらない!

これは、有名人または芸能人のブログにしたって同じこと・・・
たとえ大好きな芸能人の発言だったとしても、
『その人が何を発信しているのか知りたい』
という感情が働かなければ、特にブログ記事を読む気にはならないでしょう。
今世間を何かと賑わせているゴシップ記事にしても、
- 芸能界の裏話
- スキャンダル
など、世間で何が起こっているのか知りたいという欲求を多くの人が持っているからこそ、わざわざ記事を読みたいと時間を割いて読みに行くわけです。
読者は端的に、発言・情報を知りたいと考えている!

さて、話を戻しますが、いくら読者があなたの発言や情報を知りたいと考えていても、今の多忙な社会において、長々と読書に割く時間なんてありません。
なので、話を端的に知りたいと考えるのが、読者の妥当な判断です。
その中で、起承転結にこだわりすぎて、長々と文章を書いたものの、何かいているのかわからない文章を読者が時間をかけて読むと思いますか?
ズバリ、答えはNOです。
最悪、ラストに結論が書いてあったとしても、途中で読者は記事を読むことに挫折してしまい、その後見向きもしなくなってしまいます。
そんなことになったら、何のためにブログを書いているのかわからなくなってしまいますよね。
ブログにせよSNSでの発信にせよ、読者にあなたの意見やPRを知ってもらうことが第一の目的のはず・・・
だからこそ、最初に結論を持ってきた方が、読者目線でもわかりやすい文章として慕われやすくおすすめであるといえるのです。
起承転結がNGとは言わないが・・・

正直なところ、私たち日本人の多くは起承転結で文章を書いていくように教えられています。
なので、どうしても起承転結で書くクセが消えず、結論から書くことを忘れてしまう場合も多々あるでしょう。
それは、筆者も同じで、偉そうに
『結論から書こう!』
と言いながらも、ついつい起承転結で書いてしまい、後で後悔することも時折あります。
それも、殴り書き程度の下書きからしているにもかかわらず、結局、結論から書いていないと気づいたときには時すでに遅しといった状況になってしまったりすることがあるのだから、まぁなんとも悩ましい話です(笑)。
まぁ、そんなときは、最後に必ずオチ(結論)をつけてカヴァーしておけばOKですが、どちらかというと、結論が最初に来た方が、読者からは慕われやすい記事になるので、起承転結をNGとは言いませんが、あまりおすすめしないと頭の片隅に入れておいてください。
ブログ記事を書く際に気をつけたいポイント

ここまでは、ブログを書く際の技法・思考法をご紹介しました。
ただ、これだけで、より慕われやすいブログ記事が書けるほど、世の中甘くはありません。
実は、ブログ記事を書いていく際に気をつけたいポイントが3つあります。
では、その3つのポイントを、順を追って説明していきますね。
書くテーマを必ず決めてから書く!

まず、ブログ記事を書く際に最も重要なことは、書くテーマを必ず決めてから書いていくということです。
記事のタイトルは後から決めても構いませんが、テーマに関しては絶対最初に決めてください。
そうしないと、必ず途中で何を書いているのかわからなくなり記事を書き続けることが出来ずに挫折してしまいます。
せっかく途中まで書いていても、嫌気をさして書くのを止めてしまうなんてことになったら元も子もありませんよね。
書くこと(テーマ)が決まっているなら、途中で迷い初めても原点に立ち戻り、またテーマに沿って書き綴っていくことが出来ます。
また、話がブレて読者に伝えたいことが伝わらないということを防ぐ上でも非常に重要なことなので、まずはテーマを決めてから記事を書くように心がけましょう。
テーマ探しはTwitterの何気ない投稿からも拾える!

さて、ここでテーマが重要とお話ししましたが、そもそもテーマが見つからないという人も意外と多いようです。
では、テーマをどのように見つければ良いのでしょうか?
答えは簡単です。
TwitterなどのSNSで誰かがツイートしている内容をヒントに、気になるワードをチョイスしてテーマとするだけ。
出来れば、他のユーザーが共感していたり知りたがっていたりするワードを選ぶことをおすすめしますが、なれない間は、関心の高いワードを見つけるのも大変だと思うので、多く目に留まったワードをテーマにするだけでもOKです。
せっかく便利なSNSというツールがあるのですから、ぜひ上手くテーマ選びに活用して、ブログ記事を書いていきましょう。
最初から『あれもだめ、これもだめ』と考えない

ブログ記事を書くことにおいて頭を悩ませている人の中には、
『あれもだめ、これもだめ・・・』
と否定から始まっている人も結構多いです。
もちろん、記事そのものは一発で完成できるものでもありませんし、よくドラマや映画などで、小説家の人が原稿をぐしゃぐしゃに丸めてポイ捨てし、1から書き直すシーンがみられうように、何度も書き直して初めてブログは完成します。
なので、書いている途中で『あれもだめ、これもだめ』と書き直しすることは、決して悪いことではありません。
ただし、殴り書きの下書き段階で、それをやってしまうと、アイディアそのものが出なくなってしまいます。
特に文章を書くことが苦手という人ほど、否定から記事を書くのは止めてください。
ブレーンストーミングという技法

これは、新商品開発・企画会議などのシーンでよく用いられる技法なのですが、
『ブレーンストーミング』
といって、一つのテーマに沿って、どんなアイディアでも構わないのでどんどん出していくという技法があります。
ルールとしては、
- 『一つのテーマに沿っていれば、どんな意見も一旦受け入れ否定はしない』
- 『ランダムで指名し、当てられた者は速やかに意見を投じなければいけない・・・』
の二つだけ・・・
至ってシンプルな技法ですが、この技法によって新たなアイディアが生まれることが多々あるのも事実です。
この記事にしたって、
『ブログで書くことがない(またはどのように書き進めば良いか迷っている)という人向けに、どのようなアプローチで、ためになる情報を提示できるか?』
といったテーマを元に、いろいろアイディアだしを行いながら記事を書いています。
もちろん、下書き段階では、出てくるアイディアに対して否定は一切なし!
そして、ある程度下書きが完成して文章を整える際に、ここはこの表現を用いようとか、この技法・思考法も加えてみようとか、いろいろ考えながら整えています。
もちろん、これは語らない方が良いだろうというのも、いくつか出てきますし、そこで加筆や削除を繰り返しながら記事を修正し、一つの記事として完成しているに過ぎません。
記事テーマ同様、最初のアイディアだしというのは凄く大切なので、まずは、否定しないところから書き始めていってください。
意外と、いろんなアイディアが出て記事が膨らみ、想像以上の記事が完成するはずですよ。
ターゲット層を考えた文章表現を心がける

最後に、記事を書く上で重要なことをもう一点上げるとするならば、読者層(ターゲット)を意識した文章表現を心がけると、より親近感がわく記事になりやすくおすすめです。
例えば、Twitterのフォロワーさんなど、フランクな関係に対して読ませたい記事であれば、多少顔文字や砕けた表現も取り入れ読みやすさ重視にした方が良いでしょう。
また、ビジネスに特化した場合であれば、です・ます調を心がけて、あまり砕けすぎない文章表現を用いた方が良いかもしれません。
ただし、あまりです・ます調を意識しすぎると、
- 『○○です』
- 『○○ます』
といった表現が連発してしまい、記事そのものがつまらなく感じてしまうことがあります。
この点においては、筆者も結構苦戦しているところですが、多少砕けた表現を取り入れつつ同じ文章の終わり方が続かないように、意識してみることをおすすめします。
同じ終わり方の文章にならないだけでも、少しユニークで興味を持ちやすくなる文章に進化するので、ぜひ試してみてくださいね。
ブログは大切な財産!しっかり残しておこう!

さて、ここまでの話で、誰にでもブログが書けてなおかつ自己PRなど有効活用できることがわかっていただけると思います。
しかし、そんな大切なブログなのに、無料ブログであったためにサービス終了と共に消えてしまうなんて悲劇に見舞われることも多々見受けられます。
今回のブログ記事の書き方とは直接関係は無いと思うのですが、ブログがあなたの貴重な財産であることは忘れないで欲しいですし、その財産を守る術も一つご紹介しておきたく、ここでお話ししてきます。
これはくどいほどお話ししますが、ブログは必ず、独自サーバー・独自ドメインを契約した上で始めてください。
独自サーバーや独自ドメインを取得した上で、ブログを開設すると、無料ブログサービスのように、サービス終了によって削除されることは絶対にないので安心です。
せっかく苦労して書いたブログが消されてしまわないようにするためにも、独自サーバーや独自ドメインを契約して、ブログを始めることをおすすめします。
ちなみに、どこのサービスに契約してブログを始めれば良いの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、別の記事でもご紹介しているとおり、レンタルサーバーなら、
- 『エックスサーバー』
- 『mixhost』
- 『ロリポップ』(あくまでロリポップはコスパ重視ですが・・・)
ドメインなら、
ムームードメイン
がおすすめです。
一応、紹介記事のリンクも貼っておきますので参考にしてみてください。
参考記事:ブログって意外と重要!メリット・デメリットを理解し生活に活かしていこう!
ブログは、書けば書くほど貴重な財産として蓄積されていきますし、その財産が、今のコロナで仕事を失う人たちの支えになることもあります。
ぜひ、文章を書くのが苦手と諦めることなく、ブログを書いてみてください。
筆者自身、ブログを再開させたことで、いろんなところの繋がりができはじめてきました。
きっと、みなさんも筆者同様に、いろんなところでの繋がりが持てるようになり、それがビジネスに繋がる可能性がたかまるはずですよ。

まとめ
今回は、ブログを書くことに悩んでいる人向けに、ブログを書く上で大切なポイントを3つ+αご紹介いたしました。
主なポイントとしては、
- 書くテーマを決めておくこと
- 一発で書こうとせず、殴り書き程度の下書きで結論から書いていく
- 下書き段階では否定はせず、どんどんアイディアを出していく
の3点で、そのほか細かい技法や表現方法が存在しますが、これらのポイントだけ押さえておけば、後は難しく考える必要はありません。
独自サーバー・独自ドメインを取得しブログを始めることでいつまでも残せて、なおかつ就活にも活かすことの出来るポートフォリオが作成でき、自己PRにも繋がるのですから、ぜひブログ記事を書くよう心がけ、就活などのビジネスシーンに有効活用してくださいね。