
コロナ禍の影響も大きく、近年、あらゆる企業でテレワーク化が進んでいますよね。
企業どころか小学校でさえタブレットPCが一人ずつ生徒に割り当てられ、自宅で授業を受けられるなんてところも増えているようです。
とはいえ、必ずしも企業や学校が、ハイスペックのパソコンやらタブレットPCを割り当ててくれるとは限りませんし、特にフリーランスとして働いている人は、個人でパソコンやら環境を整えなければならないのが実情・・・
では、具体的に、テレワークや自宅学習を進めていく際に、どのようなパソコンを購入すれば安心なのか、本記事で、用途別のおすすめPCをご紹介していきます。
テレワークや自宅学習で使いたいパソコンの用途とは?

現在も第2波がやってきているなんて話も耳にするほどコロナの影響を多大に受けてしまっている我が国日本。
そんな中、テレワークという流行語も生まれ、多くの人たちが自宅でパソコンやネット環境を用いて仕事をし始めるようになりました。
また一方では、子供たちは、ネット回線をつなぎながら自宅で学習する時代が進み始めました。
国もIT化を進める動きを見せていることですし、今後もこの流れというのはますます進んでいくことでしょう。
ただ、いくらIT化を進めるといっても、それに適した環境を構築しない限り、ネット回線やパソコンそのものがフリーズしてストレスがたまりまくるなんてことも多々あります。
そこで、重要視してほしいのが、環境をそろえる前に、まず何を目的としてテレワークを導入しようとしているかということです。
このポイントを踏み間違えてしまうと、とんでもない出費を課せられたり、快適にテレワークが行えずにいろんな意味で後悔してしまう羽目に陥ります。
まずは、目的意識をはっきりさせておくことを心がけてください。
例えば、テレワークといっても、
- 動画編集を中心に仕事を行う
- ライター、記事編集といった仕事を行う
- フォトグラファーとして活動
- グラフィックデザイナー・イラストレーターとして活動
- プログラマーとして活動
など、その仕事の形態は様々!
一方、自宅学習用と考えている方たちも、
- 単純にオンライン学習専用で取り入れる人
- 趣味を広げて、イラスト制作や動画制作もやってみたいと考えている人
- ネット動画を見たい、ウェブ閲覧を楽しみたいと考えている人
など、使用目的は様々です。
当然、この使用目的によって、おすすめするパソコンは変わってきますので、まずはしっかり目的意識を持ってパソコン選び・ネット回線業者選びをするようにしてくださいね。
目的別おすすめパソコン

さて、ここからはいよいよ本題のテレワーク用におすすめすべきパソコンをご紹介します。
もちろん、目的別に沿っておすすめしていきますので、目的意識を持ちながら参考にしてみてください。
コスパ重視&簡単な作業のみでOKと言う人向けおすすめパソコン

テレワーク用パソコンを求める人の中には、単純に文書作成(エクセル・ワードなど)とウェブ閲覧(Googlechromeなど・・・)、後は、メールやチャットが使えればOKという人も結構いらっしゃいます。
そして、そういう簡単な作業だけを求めている人ほど、コスパ重視を求める傾向が高いです。
そこで、筆者がおすすめするパソコンとしては、
- 10万円以内で購入できるパソコン
- アフターサポートが万全or比較的初期不良が当たりにくい安心度の高いメーカーパソコン
- メモリは8GB~16GB
- SSDは512GB
- Office2019付属
- 比較的不要なソフトがインストールされていない
これらの条件とし、結果、『HP ENVY x360 13-ar0000 スタンダードモデル』に
- Microsoft Office Home & Business 2019
- 512GB SSD (PCIe NVMe M.2)
をカスタマイズで追加(あるいはバージョンアップ)したものをおすすめします。
主な理由としては、まずコスパが優れているパソコンメーカーの中でも比較的安定して壊れにくいメーカーが日本HPであるという点。
一応次点としてDELLが挙げられますが、基本的にDELLはパソコン自体を中国の工場で作っているところがあり、サポートセンターに問い合わせたときに片言の中国人スタッフが出てきて話がかみ合わないなんて話もあるので、とりあえず今回は除外します。
また筆者自身、これまでノートPC・モバイルPC・ノートPC(スタンダード)を含め、
- DELL
- NEC
- HP
- 富士通(LIFEBOOK)
- ASUS
と使ってきた経験上、圧倒的に安定してコストと見合ったパフォーマンスを見せていたのが日本HPです。
日本HPのモバイルPCを過去に使用していたのですが、メモリ4GBとかなり低かったにもかかわらず、エクセル・ワード・Googlechromeがそれなりに使えていました。
もちろん重たい処理を行えば、メモリ4GBですから重たくなりますが3万円程度のモバイルパソコンと考えれば、パフォーマンスとして大満足です。
一方、他社のメーカーのPCに至っては、どこかしら不満(初期不良や動きが重かったりなど・・・)も多く、中にはサポートセンターが横柄な態度をとっていたなんてことも・・・
もちろん、PCにもサポートセンターにも当たり外れはあるのですが、客観的に見て日本HPに対する信頼度が高く、また、他の方のレビューなどを見ても評価が高い印象を受けたので、コスパ重視であるならば日本HPはおすすめです。
メモリ・SSD容量選びの重要性

とりあえずコスパ重視なら日本HPがおすすめとお話ししましたが、その中でもパソコン購入を検討する要素として、CPU以上に、
- メモリは8GB~16GB
- SSDは512GB
にこだわって検討してほしいです。
メモリが8GB以上必要な理由

その理由は、今の時代、ただ漠然と一つのソフトだけを使ってパソコンを動かせているということはないからです。
というのもセキュリティソフトがバックグラウンドで起動されているケースもあれば、何かしら記事を書いていていながらGooglechromeを起動させているなんてことも多々あり、パソコン一つにおいても多様化が見られているからです。
そのため、意外とメモリを使用する場合も多く、たとえ基本的なソフトを使っているだけだとしても、メモリは8GBほしいところです。
これも筆者の経験上ですが、メモリ4GB以下だとあれもこれもと同時にソフトを起動させている間に処理が重くなってしまいます。
これは先ほどお話ししたHPのモバイルPCでも同じで、価格が3万円なので納得していますが、これが、15万円以上する高性能パソコンとして売られていたものだったとしたら、多分筆者はぶち切れています(笑)
ちなみに、誤解の無いように言っておきますが、当初ウィンドウズ7からウィンドウズ8にバージョンアップさせ、なおかつGooglechromeも10個以上タブを開いて使い、ワード・エクセルで操作していたというかなり重たい処理をしていたのが重い原因です。
つまり、私自身、たかだか3万円の低スペックモバイルPCにかなりの要求をしていたというわけ。
それでも、重たいながらにきちんと処理してくれていましたから日本HPのパソコンの性能の良さは痛感しています。
さて話を戻しますが、今の時代、テレワークだけを目的としたとしても、それなりにネット閲覧なり、メールなり、チャットなりいろんな目的でパソコンを使用する人ばかりです。
なので、最低でもメモリは8GB無ければ処理が重くなりストレスを感じてしまうのです。
SSDも512GBは必須!

次にSSDに関してですが、基本的にSSDには必要なソフトをインストールするためにあると考えておけばOKなのですが、ウィンドウズ10やOffice2019など、必要なソフトをインストールさせると、大体100GB近く容量を使います。
その上、システム上の都合もあり、容量の一部が使えなかったりするので、実質的には100~120GBが基本的なソフトだけで使われてしまうと考えてください。
そこで、もし256GBしか容量がなければ、将来的に
- CLIPSTUDIO
- Photoshop
などの画像系ソフトをインストールしてみたり、Premiereのような動画編集ソフトをインストールして使ったりすると、さらに容量を使うこととなり余裕がなくなってしまいます。
なので、一見512GBも必要ないと考えがちですが、将来を見据えて余裕を持つことを考慮して512GBにすることをおすすめします。
CPUはインテルにこだわる必要は無し!

みなさんはCPUブランドというとインテルのなを思い浮かべる方が多いと思いますし、インテルはかなりブランド力の高いCPUメーカーです。
しかし、CPUに関しては何もインテルにこだわる必要はありません。
よほど重たい動画編集とかをメインで使うのであればまだしも、ワードやエクセル、ネット閲覧などを中心に使うのであれば、CPUは、今はやりのAMD Ryzenでも全く問題ありません。
というか、ゲーム用PCとして使わない限り、処理速度としてはむしろAMD Ryzenの方がコスパも高くおすすめですよ。
以上を理由に、ワードやエクセルを中心に基本的なソフトを使うコスパ重視のおすすめパソコンとして、
『HP ENVY x360 13-ar0000 スタンダードモデル』(Microsoft Office Home & Business 2019
512GB SSD (PCIe NVMe M.2)をカスタマイズで追加)』
をおすすめしているのです。
『HP ENVY x360 13-ar0000 スタンダードモデル』の基本スペック

『HP ENVY x360 13-ar0000 スタンダードモデル』の基本スペックは以下の通り。
- OS:Windows 10 Home (64bit)
- CPU:AMD Ryzen™ 5 3500U
- メモリ:8GB
- グラフィックボード:AMD Radeon™ Vega 8 Graphics
- ディスプレイ:13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080 / 最大1677万色)
- SSD:256GB SSD(PCIe NVMe M.2)(512GBへカスタマイズ)
- 無線機能:IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
- セキュリティ:Windows Hello 対応(指紋認証)
あくまで、ざっくりと基本的なスペックを挙げたに過ぎず詳細は、HPの公式サイトで確認してほしいのですが、これだけのスペックで96,800円というのは結構コスパが良いと筆者は感じています。
正直、突然電源がつかなくなり急遽パソコンを買わなければいけなくならない状況に陥らなければ、筆者は、このPCを購入する予定でした(苦笑)。
まぁ、筆者の話はさておき、10万円以内でしたら、ほぼこの機種一択と言っても過言でないほどおすすめなので、ぜひ、ノートPC選びの参考としてみてくださいね。
10万円を少しオーバーしても良いなら、2in1ノートPCもおすすめ!

価格的に10万をちょっとオーバーしてしまうのですが、同じ日本HP製のノートパソコンで2in1タイプのものも発売されています。
CPUはAMD Ryzen 7を使用し、動画配信にも十分対応しています。また、メモリも16GB、SSD512GBと要領的にも十分条件に当てはまり、10万円台という価格を考慮するなら十二分に快適に使えるのでおすすめですよ。
そのほか、タッチセンサー内蔵なので、タブレットPCとしてイラストを描いたり、メモを取ることも可能で、ノートパソコンとしての使い分けも可能。
ちょっと価格が10万円をオーバーしますが、ハイスペックパソコンを20万円以上出して購入するのはきついという方にはおすすめですよ。
グラフィック系および動画配信、ゲームPCを求める人におすすめのテレワークPC

さて、打って変わって、今度は高スペックを求めるグラフィック系および動画配信者向け、または、ゲーム実況者などがゲームPCとして求めるおすすめテレワーク用PCをご紹介します。
まず、基本的な考えとして、多少高額であったとしても高性能で快適に使えるパソコンであることが必須条件と考えてください。
その上で画像処理系に圧倒的強さを持つMacBookをおすすめします。
MacBookpro16インチ2019年モデルハイスペックモデルだと約30万円と高額ですが、CPUもCore i9と最高スペックのCPUにストレージもSSD1TB搭載され、かなり快適に使えることは間違いありません。
そのほかグラフィック性能も非常に高く、重い動画処理でもサクサク動きます。
そして、何よりもMacはアップルだけが販売しているパソコンなので、他社の製品との相性問題が起こりません。
もちろん、ソフトまで見ると、アドビ製品(Photoshopやillustratorなど)もありますし、アップルオンリーとは言い切れませんが、間違いなくウィンドウズ系PCとは異なり、相性問題(しかもハード面)で苦しむことはありません。
重たい処理を求めるときこそ、より快適さは必要不可欠な要素なので、Mac(しかもMacBookpro16インチ)一択と考えるべきです。
ゲーミングPCならウィンドウズ系が一歩リード

一方、ゲーミングPCに関しては、ウィンドウズ系が一歩リードしていますので、ウィンドウズ10のハイスペックPCを購入するのが一番!
特におすすめは
- MOUSEコンピューターのBTOパソコン
- エプソンダイレクト
あたりがおすすめ。
中でも、エプソンダイレクトは、アフターサービスがしっかりしていて、あらゆる状況下において最高のパソコンを提供するメーカーとして非常に評判も高いです。
ただ唯一の難点は高価であるという点のみなので、お財布事情と相談して購入を検討してみてはいかがでしょうか。
例えばMOUSEコンピューターなら『G-Tuneシリーズ』を、エプソンダイレクトなら『Endeavor NJ7000E』がおすすめ。
いずれもグラフィック性能が高く高性能パソコンなので、間違いなくゲーミングPCとして快適に使えますよ。
詳しくは、MOUSEコンピューターおよびエプソンダイレクトの公式ページを参照してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は簡単ながらテレワーク用のパソコン選びのおすすめをご紹介させていただきました。
あくまで重要なのは、あなたがどの目的でテレワーク用パソコンを購入しようと考えているかです。
お子さんや学生の学習用として使用する場合や、単純にワードやエクセル、ネット閲覧が目的なら、コスパ重視のパソコンで十分ですし、動画編集やイラスト制作、ゲーミングPCとしてのようとならハイスペックなパソコンが必要です。
ぜひ、みなさんも目的に沿ったパソコンを購入し、快適なテレワーク生活を過ごしてくださいね。